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a子
2023.6.30
静かに進んでいく話の中に、じわじわと忍び寄ってくる不気味さ。曲も映像もストーリーも全てが不穏で落ち着かない。とにかく「ふう」と安心できるシーンが全くありませんでした。まずOPから衝撃的なので、内臓系のグロが苦手な方はやめておいた方がいいと思います。
主人公(コリン・ファレル)と少年(バリー・コーガン)の関係性が不明瞭なまま話が進んでいくのですが、とにかくこの少年がめちゃめちゃ気味悪くて!前半なんて、特に悪いことは何もしていないのに、全身から奇妙なオーラが溢れ出ていて「絶対近付いちゃダメなタイプだよ~!」とすぐにわかるくらいです(笑)粘着質だし、パスタの食べ方も気持ち悪いし、煙草をふかす姿も何とも言えないですし……。観た人全員を不快にさせる演技ができるなんて、本当にすごいと思います。
この絶体絶命な状況を打開するための策がこのあと見つかるんですよね!?何かしらは必ずあるんですよね!?と思っていましたが、マジで何もありませんでした。ぶっ飛んだ設定を取り入れつつ、救済措置がないところが現実感たっぷりでしたね…。不条理で理不尽な展開も、「イーピネゲイア」というギリシャ神話がモチーフになっていると聞いたら納得しました。神話なら…仕方ないね…。「イーピネゲイア」については作品内でもちらりと触れられていました。
シンメトリーな画面作りがキューブリックっぽいなと思ったので調べてみたら、やはりそれを意識されていたようで。鏡合わせにしているかのような絵作りは不気味な雰囲気を作り出すにはピッタリですね。芸術的なものと不気味なものは紙一重だと思います。
すごく面白かったですが、二回目は観たくないや…という作品でした!
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